茂木敏宏による絵画作品、2025年8月に開催れた展覧会「優しさの浅瀬にて」にて展示された作品を紹介します。
今回、一番初期の作品。キャンバスボードにペンで延々と描いている中、地平と空間。そこに浮く物体というテーマはよく描いていた。当時は「目に見えるノイズ」を人に説明して果たして伝わるのか。その点に悩みながら目に見えるノイズを描いて、絵の形にしていた。ただ、今改めて見返すと、なんとも形容しがたい開放感や自由に溢れていて結構好き。
ネガティブな要素が全くない。
茂木敏宏展「優しさの浅瀬にて」https://www.yokosuka-ac.jp/yokosuka_art_center/20250821motekitoshihiro
サイズ | 227 × 158 mm |
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素材 | キャンバスボード, 水性インク |
制作年 | 2013 |
茂木敏宏 Toshihiro Moteki
1983年神奈川県生まれ。名古屋芸術大学美術文化学科卒業。紙とペンを用いて「見えるものを描く」を主軸として制作。紙の作品を主に制作する過程で、映像や音楽、写真の作品も制作している。3年前に初期の緑内障である事が判明し「見えるもの」とは「そもそも視覚とは?」と考えながら日々制作、 また日々子育てを行う中で母性や身体についても制作テーマとして取り組んでいる。
主な展覧会
2023年「親子で感じる横須賀 子育てから生まれた作品」(ヨコスカアートセンター/神奈川)
2022年「BankART AIR 2022 SPRING」(BankART Station/神奈川)
2015年「HIDDEN」(ギャラリーヤマキファインアート/兵庫)
2013年「floating images」(ギャラリーヤマキファインアート/兵庫)
コミッションワーク
2025年 DJ MOTIVE 「BIRD MUSIC」アルバムジャケットアートワーク
2022年 Cocco CDアルバム「プロム」ブックレットへ作品提供